今回はバイク初心者におすすめのバイクを、”125㏄” ”250㏄” ”400㏄”の3つの排気量に分けて紹介していきます。
やはり最初のバイクでネックになるのは価格でしょう。
バイクを乗るためには、車両だけではなく免許や装備など様々なことにお金がかかります。
そんなバイク初心者の方に向けて今回は50万円以下で購入できるバイクをまとめました。
この記事を読めばあなたにピッタリな一台が見つかるでしょう!
最初のバイクの選び方
バイク選びで重要なのは、以下の3つのポイントです。
- 購入価格(バイク本体の価格+初期費用)
- リセール率(将来売却する際の価値)
- カスタム性(パーツ交換やカスタムの自由度)
それぞれ詳しく解説していきます。。
購入価格
バイクに乗り出す際の最大のネックは価格です。
かかる費用は主に 車両価格・免許代・装備代 の3つ。
結果的に、車両価格を抑えることが最もコストダウンにつながります。
装備は安全に直結するため、妥協せずしっかり準備しましょう。
免許代は一発試験で安く済ませる方法もありますが、初心者には現実的ではありません。
リセール率について
見落とされがちなリセール率ですが、実は最初のバイクを選ぶ上で最も重要視するべきポイントです
リセール率とは、バイクを売却するときの価格の下がりにくさを指します。
最初のバイクを「ずっと乗り続けるつもり!」と思っていても、実際には1年以内に買い替える人が多いのが現実です。
そのため、人気車種を選ぶと、次のバイクへの乗り換えもスムーズになります。
カスタム性
バイクを長く楽しむためには、カスタムの自由度も重要です。
どんなに気に入ったバイクでも、見た目や乗り心地を変えられないと飽きることもあります。
人気車種ならカスタムパーツも豊富で、外装だけでなく、エンジンや足回りの変更も可能です。
そのため、カスタムを楽しみたい方はパーツが多いモデルを選ぶとよいでしょう。
50万円以下の初心者向けバイク”125㏄”編
1.HONDA グロム
中古車平均価格:34.3万円

引用元:https://www.bikebros.co.jp/
基本スペック
新車価格 | 39万円 |
気筒数 | 空冷単気筒 |
燃費 | 63.5km/L |
最高速度 | 103kmkm/h |
馬力 | 10ps |
サイズ(全長×全幅×全高)mm | 1760×720×1015 |
シート高 | 761 |
引用:”https://mtc.greeco-channel.com/”
◎特徴
コンパクトな車体で取り回しがしやすく、初心者や女性ライダーにも人気のミニバイク。
小柄ながらもタンデムシート付きで二人乗りが可能です。
販売歴が長く、モデルごとにデザインが異なるため、自分好みの外観を選べるのも魅力です。
◎性能
カブ系の横型エンジンを搭載し、WMTCモードで平均燃費63.5km/Lと経済的。
エンジンは10psと125ccの中では控えめながら、軽量な車体と相まって扱いやすくなっています。
また、125ccのレース用車両としても人気があり、カスタムの幅が広い点も特徴です。
◎価格
新車価格は39万円と125ccクラスの中では標準的な価格帯です。
中古では20万~30万円台で購入可能。
人気車種のためリセールバリューも高く、購入時と売却時の価格差が少ないのが強みです。
走行距離や年式などを絞れば25万円ほどで程度の良い個体が手に入るでしょう。
2.HONDA CT125 ハンターカブ
中古車平均価格:43.2万円

引用元:https://www.bikebros.co.jp/
基本スペック
中古相場 | 27万円~66万円 |
気筒数 | 空冷単気筒 |
燃費 | 69.0km/L |
最高速度 | 88km/h |
馬力 | 8.8ps |
サイズ(全長×全幅×全高)mm | 1965×805×1085 |
シート高 | 800 |
引用:”https://mtc.greeco-channel.com/”
◎特徴
「CT110」を彷彿とさせるレトロなデザインで、125ccクラスの人気バイクのひとつ。
オフロードとオンロードの両方に対応できる設計で、街乗りからアウトドアまで幅広く活躍します。
カスタムパーツも豊富で、購入後も自分好みにカスタマイズできるのが魅力です。
◎性能
8.8psと控えめな出力ですが、トルクがあり、坂道でも安定した走行が可能。
125㏄ながらABS(アンチロックブレーキシステム)を搭載し、安全性も高いです。
ただし、最高速度の伸びが少ないため、高速走行やスポーツ走行には向かない点には注意が必要です。
◎価格
新車価格は47万円と、125ccクラスの中ではやや高め。
中古市場では30万円台から取引されており、リセールバリューが高いため、価格が大きく下がりにくいのも特徴です。
新車で購入して、自分好みのオプションでカスタマイズするのもおすすめです!
3.YAMAHA XSR125
中古車平均価格:48.3万円

引用元:https://www.bikebros.co.jp/
基本スペック
中古相場 | 39万円~59万円 |
気筒数 | 水冷単気筒 |
燃費 | 49.4km/L |
最高速度 | 不明 |
馬力 | 15ps |
サイズ(全長×全幅×全高)mm | 2030×805×1075 |
シート高 | 810 |
引用:”https://mtc.greeco-channel.com/”
◎特徴
ネオクラシックデザインが魅力のモデル。
「MT-125」「YZF-R125」の兄弟車であり、125ccながら倒立フロントフォークを採用するなど、高い走行性能を備えています。
車体はコンパクトながらも125ccとは思えない存在感があります。
◎性能
水冷単気筒エンジンを搭載し、15psの高出力を発揮。
6速マニュアルを採用し、スポーティな走行が可能です。
最高速度の公式データはないものの、推定130km/h前後と125ccクラスの中ではトップクラスの性能です。
◎価格
新車販売から間もないため、中古市場ではまだ価格が高めです。
しかし中古でも最低40万円台と、値崩れしにくい傾向にあるため、リセールバリューを考慮すると最初の一台としてもおすすめです。
50万円以下の初心者向けバイク”250㏄”編
4.KAWASAKI バリオス
中古車平均価格:43.6万円

引用元:https://www.bikebros.co.jp/
基本スペック
中古相場 | 19万円~85万円 |
気筒数 | 並列水冷四気筒 |
燃費 | 51.5km/L |
最高速度 | 176km/h |
馬力 | 45ps |
サイズ(全長×全幅×全高)mm | 2005×730×1055 |
シート高 | 745 |
引用:”https://mtc.greeco-channel.com/”
◎特徴
250c©4気筒エンジン搭載モデルで、高回転までスムーズに回るエンジンが特徴のバイクです。
「ZXR250」譲りのエンジンを搭載し、スムーズでスポーティな加速を実現。
タンクに輝く馬のエンブレムが独特の存在感を放っています。
◎性能
前期モデルは最大45psを15,000rpmで発揮し、非常に高回転型のエンジン特性です。
後期モデルは40psに抑えられたものの、依然として250ccクラスの中ではハイパワー。
エンジン音やフィーリングにこだわるライダーには特におすすめです。
◎価格
モノサスペンション仕様の「バリオスI」は50万円以下で購入可能。
リアサスペンションがツインの「バリオスII」は平均価格55.9万円と予算オーバー。
ただし、人気車種で価格が上昇傾向にあるため、購入を考えているなら早めがおすすめです。
5.KAWASAKI エストレヤ
中古車平均価格:39.0万円

引用元:https://www.bikebros.co.jp/
基本スペック
中古相場 | 17万円~150万円 |
気筒数 | 単気筒 |
燃費 | 39.0km/L |
最高速度 | 134km/h |
馬力 | 18ps |
サイズ(全長×全幅×全高)mm | 2075×755×1055 |
シート高 | 735 |
引用:”https://mtc.greeco-channel.com/”
◎特徴
クラシックなデザインと扱いやすい車体で、特に女性ライダーにも人気が高いモデル。
海外では「W250」として販売されており、カワサキのWシリーズらしいレトロな魅力が特徴です。
初期モデルからキャプトンマフラーを標準装備し、随所にメッキパーツを使用するなど、クラシカルな雰囲気を演出しています。
また、カラーリングのバリエーションが豊富で、自分の好みに合った一台を選べるのも魅力です。
◎性能
空冷単気筒エンジン(18ps)を搭載し、力強い低速トルクで街乗りやツーリングに最適。
ただし、高速道路では単気筒特有の振動が大きくなるため、長距離走行には向かないでしょう。
2007年以降のモデルは燃料供給方式がキャブレターからフューエルインジェクション(FI)に変更されており、好みや用途に応じて選択可能です。
◎価格
レトロバイクとして高い人気を誇り、250cc単気筒の中では比較的高価格帯に位置します。
しかし、人気が根強くリセールバリューも安定しているため、大きく値崩れすることは少ないでしょう。
2023年にカワサキから「W230」が登場したことで、今後の中古車相場に注目です。
6.YAMAHA YZF-R25
中古車平均価格:49.6万円

引用元:https://www.bikebros.co.jp/
基本スペック
中古相場 | 19万円~94万円 |
気筒数 | 並列水冷二気筒 |
燃費 | 33.5km/L |
最高速度 | 165km/h |
馬力 | 36ps |
サイズ(全長×全幅×全高)mm | 2090×720×1135 |
シート高 | 780 |
引用:”https://mtc.greeco-channel.com/”
◎特徴
2014年の発売以来、根強い人気を誇るフルカウルスポーツバイク。
「Ninja 250」と並び、250ccクラスのスポーツモデルを代表する一台です。
2019年のモデルチェンジで、「YZF-R6」や「YZF-R1」を彷彿とさせるアグレッシブなデザインに変更され、よりスポーティーな雰囲気に進化しました。
◎性能
並列水冷二気筒エンジンを搭載し、前期モデルは36ps、現行モデルは35psとパワフルなエンジンです。
街乗りから高速走行までバランスの取れた性能を持ち、初心者でも扱いやすいエンジン特性が魅力です。
現行モデルは倒立フォークを採用し、オプションでクイックシフターも選択可能となり、よりスポーティーな走りが楽しめます。
◎価格
前期モデルは30万円台からと比較的リーズナブルで、初心者でも手が届きやすい価格帯。
現行モデルも、走行距離や年式を選べば40万円前後で購入可能。
人気が衰えないため、リセールバリューも安定しており、最初のバイクとしてもおすすめです。
50万円以下の初心者向けバイク”400㏄”編
7.HONDA CB400SS
中古車平均価格:48.8万円

引用元:https://www.bikebros.co.jp/
基本スペック
中古相場 | 32万円~63万円 |
気筒数 | 空冷単気筒 |
燃費 | 39.0km/L |
最高速度 | 142km/h |
馬力 | 29ps |
サイズ(全長×全幅×全高)mm | 2165×780×1125 |
シート高 | 790 |
引用:”https://mtc.greeco-channel.com/”
◎特徴
ヤマハの「SR400」と並び、クラシックなデザインが魅力のシングルバイクです。
後期モデルには、キックスターターとセルスターターの両方が搭載されており、利便性が向上。
400ccの中では比較的コンパクトな車体で、初心者でも扱いやすいサイズ感が特徴です。
◎性能
空冷単気筒エンジン(29ps)は、400cc単気筒の中では平均的な出力です。
「SR400」と比較すると、若干パワフルで高速道路も比較的楽に走行できます。
車重が145kgと軽量で、ワインディング走行でもスムーズな取り回しが可能。
◎価格
中古市場では32万円~63万円と価格幅が狭く、選びやすいバイクです。
「SR400」ほどの人気はないため、リセールバリューはやや低めですが、大きく損をすることは少ないでしょう。
8.SUZUKI GSR400
中古車平均価格:52.5万円

引用元:https://www.bikebros.co.jp/
基本スペック
中古相場 | 36万円~79万円 |
気筒数 | 並列水冷四気筒 |
燃費 | 32.0km/L |
最高速度 | 203km/h |
馬力 | 61ps |
サイズ(全長×全幅×全高)mm | 2090×795×1075 |
シート高 | 785 |
引用:”https://mtc.greeco-channel.com/”
◎特徴
海外向けに発売されていた「GSR600」と共通フレームなため、400㏄らしからぬ大きく迫力があるバイクです。
2つに分けられたテールランプを挟むように配置された二本出しの”センタアップマフラー”は「GSR400」の特徴です。
◎性能
並列水冷四気筒エンジンを搭載し、400ccの自主規制値52psを超える61psのハイパワー。
剛性の高いフレームと相まって、ネイキッドバイクながらスポーツ性能が非常に高いのが特徴です。
スロットルレスポンスも鋭く、加速力や最高速においても他の400ccクラスを上回る性能を誇ります。
◎価格
平均価格は52.5万円とやや高めですが、50万円以下の車体が多いです。
400cc四気筒モデルは現在新車販売されていないため、今後価格が大きく下がる可能性は低いでしょう。
人気車種ではないものの、400cc四気筒という特性上、リセールバリューも比較的安定しているといえます。
9.KAWASAKI NINJA400
中古車平均価格:60.6万円

引用元:https://www.bikebros.co.jp/
基本スペック
中古相場 | 27万円~84万円 |
気筒数 | 並列二気筒 |
燃費 | 31.1km/L |
最高速度 | 171km/h |
馬力 | 48ps |
サイズ(全長×全幅×全高)mm | 1990×710×1120 |
シート高 | 785 |
引用:”https://mtc.greeco-channel.com/”
◎特徴
「Ninja 250」の兄弟車であり、2018年モデル以降は共通プラットフォームを採用。
ボアアップにより排気量を拡大し、軽量ながらパワフルな走行性能を実現しています。
前期モデルは「Ninja 400R」の流れをくみ、リアサスペンションの独特な配置が特徴的。
また、「Ninja 250」とは異なる専用カラーリングが用意されており、個性を出しやすいのも魅力です。
◎性能
並列水冷二気筒エンジン(48ps)を搭載し、市街地・ツーリング・高速道路まで快適にこなせます。
スムーズなエンジン特性で、初心者でも扱いやすいパワーバンドが特徴です。
さらに、現行モデルはスリッパークラッチを標準装備しており、クラッチ操作の負担を軽減。
これにより、スポーツ走行はもちろん、長距離ツーリングでも疲れにくい仕様となっています。
◎価格
新車価格は79万2,000円と400ccフルカウルモデルの中では標準的な価格帯。
中古市場では、前期モデルなら35万円前後、現行モデルでも40万円台から購入可能です。
ただし、前期モデルは購入価格が安い分リセールバリューが低めなのに対し、
現行モデルは価格が高いため、リセールバリューも比較的安定しています。
まとめ
バイク選びでは、購入価格・リセールバリュー・カスタム性の3つが重要です。特に初めてのバイクでは、維持費や売却時の価値を考慮しながら、自分に合った一台を選ぶことが大切です。
クラシックなデザインと扱いやすさを重視するなら、軽量でシンプルなモデルがおすすめ。スポーツ性能を求めるなら、高出力エンジンや優れた足回りを備えたものが最適です。ネイキッドタイプは、街乗りからツーリングまで幅広く対応し、フルカウルタイプは高速道路でも快適な走行が可能。
中古市場では、年式や走行距離によって価格が大きく変わるため、コストパフォーマンスの良いモデルを選ぶのがポイント。最適なバイクを見つけて、充実したバイクライフを楽しみましょう!